現代アートの世界でも活躍する漆芸作家・中村有希さんによる「一点もの」の螺鈿（らでん）ネックレスです。

螺鈿は、青や紫、ピンクといった色が入り混じる真珠色の光沢が魅力のひとつですが、つくり手によって配色やデザインが大きく変わってくるのも魅力。このネックレスでは、縦の配列に、斜めの線が一本入っているデザインが目を引きますね。

ちなみに、ボディは、木屑や麻綿などを漆（うるし）と混ぜ合わせた「こくそ漆」と呼ばれるもの。

こくそ漆はかたまったとき、少しざらっとした質感があるのですが、装飾面以外は石のような質感を残して仕立てているのが、この漆石シリーズならではの特徴です。（どちらかといえば、美しく磨かれることの多い漆芸品の中で、中村さんの作品はその点で特異性を放っています。）

本品は、螺鈿のキラキラ感はありつつも、とても落ち着いた色合いなので、色を問わずシンプルな洋服をお好みの方にはさりげないアクセントとして活躍しますよ。

サイズ：約40×35×12mm
重さ：18g
素材：漆、コクソ漆、貝、アルミ粉
金具：革紐、真鍮